敗北も前向きな姿勢を貫くフィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】
セリエA第14節が現地時間7日に行なわれ、ミランはアウェイでジェノアと対戦し1-0と敗北を喫した。ミランは32分にコーナーキックからルカ・アントネッリのヘディングで先制を許すと、ジェノアの組織的な守備を最後まで崩すことができなかった。
試合後のインタビューで、ミランの指揮官フィリッポ・インザーギ監督は「不平を言うことはできない」と敗北を認めた。イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』が伝えている。
この試合で素晴らしいプレーを披露した相手GKマッティア・ペリンを讃えた。
「リードすることができれば全ては変わっていただろう。我々はペリン相手に2本のシュートを放った。たしかにジェノアは素晴らしいゲームをしたが、チャンスは作らせなかった」
ミランは試合を通してポゼッションでジェノアを上回り、枠内シュートも6本とチャンスを創出した。しかしながらことごとくペリンの好セーブに阻まれている。
また、この試合で先発出場したリッカルド・モントリーボについては、「とても満足しているよ」と、キャプテンの復帰を歓迎した。また、同選手のスタメン起用にリスクがあったことを認めつつも、「彼は素晴らしいパスワークを見せ、勇敢に戦ったね」と好プレーを見せていたことを強調した。
一方で、両イングを務めた本田圭佑とステファン・エル・シャーラウィについても、「全てを出しきった。素晴らしい試合をしたよ」と擁護している。
この敗北で暫定7位に転落したミラン。それでも、インザーギは「我々はKOされたわけではないよ。素晴らしい試合をした」と前を向いている。ミランはこのあとナポリ、ローマと強敵相手の連戦となる。勝利して良い形で2014年を締めくくることはできるのだろうか。
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