ブラジル代表二世はスターになれず
＜強豪クラブに在籍する有望株の二世たち＞
二世選手の中で一際有望株として注目を集めているのが、元イングランド代表FWアンディ・コール、元ドイツ代表MFメーメット・ショル、元アルゼンチン代表MFディエゴ・シメオネ、元オランダ代表のGKエドウィン・ファン・デル・サールとFWパトリック・クライファートの息子たちだ。
コールの長男19歳FWデヴァンテ：マンチェスター・シティの下部組織で育ち、イングランド代表でも各世代のユースで活躍。現在はU-19代表でプレーしており、今季は3部のバーンズリーへ期限付きで移籍している。
ショルの長男18歳MFルカシュ：バイエルン・ミュンヘンの下部組織で頭角を現し、U-18ドイツ代表でも中心的存在に。現在はバイエルンのU-19で10番を背負い、今年はトップチームの練習にも参加している。
シメオネの長男19歳FWジオバンニ：アルゼンチン1部リヴァープレートの下部組織で育ち、U-20アルゼンチン代表にも選出されている。来年1月から2月にかけてウルグアイで開催される南米ユース選手権は飛躍の場となる。
アヤックスの下部組織、U-17には現在ファン・デル・サールとクライファートの息子、16歳のジョーと15歳のジャスティンが在籍し、それぞれ父と同じポジションであるGKとFWでプレーしている。今後はユース代表での活躍も期待されている。
＜ブラジル代表二世はスターになれず＞
元ブラジル代表MFリヴァウドの長男で19歳のFWリヴァウジーニョとFWロマーリオの長男で20歳のMFロマリーニョは、それぞれブラジルの3部と4部リーグでプレーしているが、ユース代表歴がなく、すでにトップレベルでの活躍が絶望視されている。
一昔前の世代では、前述のマルディーニをはじめ、元フランス代表FWユーリ・ジョルカエフ、元イングランド代表MFフランク・ランパード、元スペイン代表MFシャビ・アロンソ、ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランらが第一線で活躍した二世選手として挙げられるが、4年後のロシア、8年後のカタールで活躍する可能性のある次世代スターたちの真価が早くも注目されている。
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