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若手急成長の鹿島。鈴木GM「寝て起きたら上手くなっているということはない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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若手が躍動した鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

 J1第34節が6日に行われ、わずかに優勝の可能性を残していた鹿島アントラーズは、ホームでサガン鳥栖に0-と敗戦。結局3位でシーズンを終えた。

 試合後、鈴木満常務取締役強化部長が取材に応じた。

 タイトルこそ逃したが、今シーズンのチームの成長に手応えを得ている。またクラブに脈々と伝わり、79年組らベテランたちが体現してきた勝利への執着心が、柴崎岳らの若手に受け継がれているとも語った。

 そんな新世代の選手たちについて、まだ足りないものはあるとしながら「メンタル、技術を含めて伸びたなと実感している」と言う。そして、それは日々の練習や試合を通して積み重ねてきたものであり、トニーニョ・セレーゾ監督と共に計画したビジョンを遂行してきた成果だ。

「寝て起きたら上手くなっているということはないから。特に去年セレーゾが監督に就任して、今回は2年計画みたいなプランを立てて鍛えたというところがある。やっぱりそういうものがなきゃ、上手くはならないよ。練習をしなきゃ自信もつかないし、そういうベースがないといけない。美味しいご飯を食べたって上手くはならないんだから」

 セレーゾ監督とのプランについても、「2年でこうしていこうと描いたチームにはなっている」と語った。

 昨年が5位で今年は3位。毎年優勝を狙っている鹿島だが、来シーズンが本当の意味で頂点を獲りにいく年になりそうだ。

【了】

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