ヴォルフスブルクのクラウス・アロフスSD【写真:Getty Images】
ブンデスリーガのヴォルフスブルクがUEFAの定めるフィナンシャルフェアプレー制度に違反した疑いがあるとして審査を受けたようだ。6日のドイツ紙『ビルド』をはじめ、各紙が報じている。
フィナンシャルフェアプレーとは、近年の高騰する選手の移籍金に借金をしてまで獲得するクラブが増える現状に対して、クラブの収支バランスを正常化するため2010年にUEFAが定めた精度。
UEFAに所属するクラブは、4500万ユーロ(約63億円)までの借金を許容範囲とし、2018年までに全て完済しなければいけないというものだ。
違反するとUEFA主催の大会への出場権は剥奪される。
ヴォルフスブルクは、この規定に違反する恐れがあるとしてUEFAの監査が入ったようだ。
しかし、クラウス・アロフスSD(スポーツディレクター)は「ただのルーチンのチェックだ」と、違反を否定。さらに「我々の経営状態について説明する必要があり、すでにUEFAには説明した」と、経営は正常であり、問題がないことを明かしている。
同クラブは現在ヨーロッパリーグ(EL)に参加中であり、グループHで2位につけている。決勝トーナメント進出を最終節にかけており、違反が発覚すれば出場資格が剥奪されるところだった。
【了】
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