レアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督が、3日に敵地で行われた国王杯32強のオビエド(スペイン3部)戦で、0-0で引き分けた直後の会見で披露したスペイン語が話題となっている。4日の『ユーロスポーツ』など複数の英メディアが一斉に報じた。
11月初旬にソシエダに就任したばかりのモイーズ監督が初めてスペイン語を話した。7日に敵地で行われるビリャレアル戦に照準を合わせるため、同試合で2軍を起用したモイーズ監督。その起用法に質問が及んだ際、「私は2軍の練習も見ている」と答えると、その直後に「ウノ、ドス、トレス、クワトロ(=1、2、3、4)」とスペイン語で得意げに数を言い、最後に「タイムズ(=回)」と英語で文章を締めくくった。
『ユーロスポーツ』はモイーズ監督の話した言葉を「スペイン語で最も簡単な4語」と嘲笑気味に伝え、同じくイングランドを追われるようにして海外クラブへ移籍した元イングランド代表監督のスティーブ・マクラーレン氏(2008-10年にオランダ1部トウェンテを指揮)、QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)の問題児MFジョーイ・バートン(2012年にフランス1部マルセイユへレンタル移籍)らと比較し、「2人よりも一歩前進した」と賛辞を送っている。
マクラーレン氏とバートンは、現地での会見でそれぞれオランダ語とフランス語を話さず。代わりにオランダ訛り、フランス訛りの英語で会見に臨んだことが、英メディアでは笑いのネタとなっていた。
なお、モイーズ監督は就任以来、ピッチ上では守備的戦術が奏功し、3戦連続無失点に抑え、公式戦1勝2分けと無敗を維持している。
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