ブンデスリーガ(DFL)は、ゴールラインテクノロジー(GLT)を来季2015-16シーズンから導入することを4日に決定した。
すでにプレミアリーグでは導入されているGLT。ゴールライン上にあるボールを複数のカメラで撮影し、瞬時に得点か否かを判定するシステムである。
近年のサッカーにおいて審判だけの判断では、ゴールラインを割ったかそうでないかを判定するのが難しくなってきていることもあり、世界各国では導入が叫ばれてきた。
ドイツでも2013年にホッフェンハイム対レバークーゼンの試合において、レバークーゼンのFWステファン・キースリンクのヘディングがゴール外側からネットの穴をすり抜けゴール内へ。それが得点として認められる「ファントム・ゴール」事件が発生。以降、導入の声が高まっていた。
しかし、カメラを設置するにあたり、15万から18万ユーロ(約2100万から2520万円)の費用がかかり、それをクラブ側が負担することや、試合の流れを妨げるとしてブンデスリーガでは導入に関して慎重になっていた様子。
4日に行われた理事会で2度目の審議が行われ、1部リーグ18チーム中15チームが賛成。過半数の賛成票により来季からの導入がようやく決定した。
また、ドイツサッカー協会(DFB)もすでに採用を決定しており、DFBポカール(ドイツカップ)の準々決勝から使用される。
GLTの導入に関して、バイエルン・ミュンヘンのMFトーマス・ミュラーは「試合を公平に判断でき、審判の手助けになる。非常にいいと思う」と、歓迎している。
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