バイエルン・ミュンヘンのマティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)は、移籍が噂されているボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスについて、まだ接触がないことを明かした。4日のドイツ紙『キッカー』が伝えている。
バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが獲得の意思を明かして以来、同クラブへの移籍の噂が絶えないロイス。2500万ユーロ(約35億円)の違約金で、今夏に移籍できると言われている同選手には、バイエルンの他にマンチェスター・シティやレアル・マドリーなども興味を示している。
バイエルン側は、ルンメニゲCEOが獲得希望を明言。しかし、ザマーSDは「ロイスとのコンタクトはない」と、交渉自体は否定した。さらにロイスの代理人も「ロイスのバイエルンの移籍については、単なるうわさだ。話し合いはない」と明かしており、現在のところ何も進呈はないようだ。
1年前には、FWロベルト・レバンドフスキにはマドリーが興味。ルンメニゲCEOは、同選手を獲得出来るようにドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとの間話し合いを行ったとされている。その際に、両者間でロイスの移籍交渉は行わないという協定が結ばれたと言われており、ザマーSDの発言は同協定を破ってはいない格好となる。
マドリー移籍についても、ヴァツケCEOが「ロイスの移籍が既に決まっているなんてナンセンスだ」と否定。最終的な決断はロイス自身が決めることだとしている。
右足首靭帯断裂で戦列を離れているロイス自身は、この件について明言を避けており、未だその去就は不明となっている。
ロイスが最終的にどういう判断を下すのか注目される。
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