東京Vに“復帰”する渋谷亮【写真:海江田哲朗】
東京ヴェルディは4日、中央大学の渋谷亮と駒澤大学の大木暁の加入が決定したと発表した。
共にジュニア時代から東京Vの下部組織に所属し、ユース時代の2010年にはクラブユース選手権で優勝。同年の東京都サッカートーナメントでも頂点に立った。東京都サッカートーナメントというのは天皇杯の東京都予選という位置づけで、大学や社会人の強豪がひしめく大会だ。
そんな中で東京Vユースは決勝戦でJFLの横河武蔵野FCに勝利し、優勝したのだ。高校生年代として史上初の快挙だった。この世代には小林祐希、高木善朗など多くの才能が集っていた。
渋谷も大木もトップチームへの昇格はならなかったが、大学を経て“古巣”へ帰ってきた。
両選手はクラブの公式HP上でコメントを発表している。
渋谷
「この度、東京ヴェルディに加入することになりました。僕や僕の家族にとってかけがえのないこのクラブに戻ってこられたことを誇りに感じています。今まで支えてくださったすべての方々への感謝の気持ちを胸に全力でプレーします。東京ヴェルディを愛する皆様と勝利の喜びを何度も分かち合うことができるように、日々取り組んでいきますので、どうか応援よろしくお願いいたします」
大木
「この度、東京ヴェルディに加入することになりました。ジュニア、ジュニアユース、ユースでお世話になったクラブにまた戻れて嬉しい気持ちとクラブに恩返しをしたい気持ちでいっぱいです。まずは練習から一生懸命に取り組み、チームやサポーターの皆様から信頼してもらえるよう、全力で日々努力していきたいと思いますので、ご声援よろしくお願いいたします」
なお、彼らの足跡についてはフットボールチャンネルで連載中の、海江田哲朗氏のコラム「2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って」でも知ることができる。(参照 https://www.footballchannel.jp/series/verdi-1992)
【了】