アウグスト・セサル・レンドイロ氏【写真:Getty Images】
デポルティボの元会長レンドイロ氏は、30日に亡くなったウルトラ(過激ファン)の葬式に参列したことによってスペインプロリーグ機構(LFP)大使の職務から解任された。3日にスペイン紙『ラ・ボス・デガリシア』で報じている。
30日にアトレティコの過激応援団“フレンテ・アトレティコ”との抗争で亡くなったジミーことフランシスコ・タボアダ氏は、デポルティボのウルトラス“リアソール・ブルー”の一員だった。
LFPのハビエル・テバス会長はレンドイロ氏の解任について「暴力を非難し、戦っている最中に、リーガの代表者が“この輩”(タボアダ氏)といる瞬間を目撃されるのは言語道断だ。我々は試合開始前1分の沈黙も許さなかった」と語った。
同会長は判断を下すのが辛かったと認めるも「彼の解任には一瞬の迷いも無かった」と、決断に躊躇は無かった姿勢を見せた。また、遺憾の意はプライベートで伝えるのが最適だったとも同氏に伝えたと供述した。
テバス会長はこのような暴力事件根絶のため、過激なファンとは距離を置くべきだと考えている。とはいえ、タボアダ氏もファンの一人であることはたしか。この非常な制裁は波紋を呼びそうだ。
【了】
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