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ジュニサカ 10年前

サッカーは頭が命!! 現役東大生&東大卒サッカー選手が語る文武両道のススメ

『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.35』(小社刊 12月5日発売)では「文武両道で上に行く!!」と題した特集を組み、JFLの横河武蔵野FCに所属する東大出身サッカー選手・長尾林太郎選手と現役東大生の多田憲介選手にインタビューしている。一部抜粋して掲載する。

text by 小澤一郎 photo by junior soccer editorial staff

東大に合格するためにどのような勉強をしたのか

サッカーは頭が命!! 現役東大生&東大卒サッカー選手が語る文武両道のススメ
JFLの横河武蔵野FCに所属する東大出身サッカー選手・長尾林太郎選手と現役東大生の多田憲介選手【写真:ジュニアサッカーを応援しよう!編集部】

――長尾選手は2014年シーズンよりJFLの横河武蔵野FCでプレーしていますが、大学院進学も考えていたという話しを聞きましたが?

長尾 そうですね。「ずっとサッカー選手を続けたい」という目標でやっていたわけではないので、進路を決めるときにはいろいろと揺れましたが、一番の理由は大学サッカーを終えたときに「やりきれてない」と思ったからです。いろいろなチームに練習参加する中でこのチームに「必要」と言ってもらえたので思い切って入団することにしました。

――選手とは別で仕事をしているのですか?

長尾 はい。プロではないので契約社員として働いています。大学時代とは違う生活なので大変さもありますが、そこもまた学びになっていると思います。時間が足りず、やれることも限られた中でどうやるかということを日々考えています。

――多田選手はどういう経緯で横河武蔵野FCに入団したのですか?

多田 欧州で高校を卒業した2年前の夏に日本に帰国して、翌年の冬に横河武蔵野FCのテストを受けて入団が決まりました。今は午前に大学に行き、夜にここで練習をする生活です。この生活にも少しずつ慣れてきたので、これからどんどんステップアップしていきたいと考えています。

――東大に合格するためにどのような勉強をしていましたか?

多田 僕の場合は帰国生受験という一般生とは違う方式で入学したので、たくさん勉強をしたというより、海外で経験したことを自分の考えや知識につなげるといったことが求められました。受験勉強だけをしてきたわけではありません。ある意味、皆さんよりは楽をして入学したのかなと思っています。

――具体的にどういう科目で受験をし、そのためにどういう勉強をしてきたのですか?

多田 受験で必要な科目は小論文、面接、英語でした。英語は向こうでやっていたのでさほど問題なかったのですが、小論文は全く新しいものだったのでそれが一番きつかったです。欧州の教育は知識というより考え方を養うようなものです。


続きは『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.35』にてお楽しみください

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