マリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
イングランドサッカー協会(FA)がリバプールのマリオ・バロテッリの差別的発言について調査に乗り出すと、現地時間1日の英紙『ガーディアン』のウェブサイトが報じている。
バロテッリは自身の『インスタグラム』に、ニックネームにもなっている人気キャラクター「スーパーマリオ」の画像を投稿。
このマリオの画像は加工されており、「差別をやめよう」と大きく書かれているほか、「彼(マリオ)は日本人が生み出したイタリア人の配管工で、見た目はメキシコ人。そして黒人のように跳び、ユダヤ人のようにお金を集める」というメッセージが入っている。
自身も差別の被害を受けた経験もあることから、差別抑制の目的で投稿したようだが、その画像自体が、人種差別的な行為と判断されたようで、FAが調査に動き出している。
すでに画像は削除されており、バロテッリは『ツイッター』で差別の意図はなかったとコメントしている。さらに「俺の母親はJewish(ユダヤ人を指す)だ。だからこの事にはもう触れないでくれ」とも投稿している。
リバプールのスポークスマンは「我々は彼が投稿した画像について把握している。選手(バロテッリ)自身と話し合う予定でいる」と、話している。クラブ側からも近いうちに発表があるかもしれない。
イギリス『スカイ』によれば、FAの罰則ルールが適用されれば、バロテッリには5試合の出場停止処分が下される可能性があるようだ。
【了】
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