ニューヨーク・レッドブルズを退団するティエリ・アンリ【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズは1日、元フランス代表FWティエリ・アンリの退団を発表した。
29日にMLSカップ東カンファレンスのプレーオフ決勝を戦ったアンリは、自身の『フェイスブック」上で「僕にとって土曜日の試合がニューヨーク・レッドブルズでの最後の試合だった」とコメント。
さらに「僕はここ(ニューヨーク)での4年半をとても楽しむことができた。素晴らしい時間を過ごさせてくれたこのクラブに関わるすべての人たちに感謝したい」と心境を述べている。
2010年7月にバルセロナからアメリカの地に活躍の場を移したアンリは、MLSで通算122試合出場51ゴールを記録。また、通算42アシストはクラブ歴代最多記録だ。
今後のプランに関しては「僕のキャリアの次のステップについて考え、決断を下すには数週間かかるだろう」と明言を避けたが、先月末フランス紙『レキップ』が伝えたところによれば、このまま現役を引退して古巣であるアーセナルに何らかの形で復帰するプランや、フランスリーグのボルドーに選手として加入する可能性もあるという。
現在ボルドーの監督を務め、かつてフランス代表で共に戦ったウィリー・サニョールは記者会見で「我々の攻撃陣をサポートし、自らの経験を伝えてくれるというのなら歓迎するよ。彼にその気があればいつでも迎え入れる」とアンリ加入を歓迎するコメントを残している。
現役引退か新天地への移籍か、37歳になったフランスの英雄はいかなる決断を下すのだろうか。
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