ローマ戦でゴールを決めたオスバルド【写真:Getty Images】
セリエAの第13節でローマと対戦したインテル。2−4で敗れたこの試合では、元ローマFWパブロ・オスバルドがインテルのスターティングイレブンに名を連ねた。さらに同選手はインテルの2点目を決めている。
オスバルドはゴール後、スタンドに向け、右手の人差し指を口に当てるゴールパフォーマンスを披露。これはローマサポーターへ向けたメッセージだとされている。
試合の最中、至るところでブーイングを受けていたオスバルドは、試合後に自身の『ツイッター』でローマサポーターを挑発した。
「俺のツイッターにひどいことばっかり送ってくるローマサポーターたち。今年の5月11日(昨季の第33節ローマ対ユベントス戦)で、俺がゴールを決めた時どこにいたの?可哀想!」
こうしたファンとの対立は、オスバルドがローマに在籍していた当時から存在していた。
スペイン・エスパニョールでの活躍が認められたオスバルドは、2011年にローマへ加入。1年目から11ゴールと期待通りの活躍を見せた。
しかし、以降オスバルドとローマとの関係は悪化の一途を辿ることに。特に12−13シーズン途中にズデネク・ゼーマンが解任され、アウレリオ・アンドレアッツォーリが監督になってからオスバルドは出場機会を減らしていった。
2012−13シーズンのコッパ・イタリア決勝ではローマがラツィオに敗れた。その試合後も『ツイッター』で「(アンドレアッツォーリに対し)お前が無能だということをはっきりと認めたほうがいい。ラツィオサポーターと一緒に喜びに行け」と、攻撃的なツイートをして話題となっていた。
5月のローマ戦で決勝ゴールを決めたことで、すでにローマファンとの関係は修復不可能な状態となっていたオスバルド。
火に油を注ぐ形で昨日のツイート。ローマサポーターの怒りはしばらく収まることはなさそうだ。
【了】