インテルのマンチーニ監督【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAの第13節ローマ対インテルの試合は現地時間の30日行われ、4−2でホームのローマが勝利。
インテルは常にローマに先行を許す展開。2度は追いつく執念を見せたが、最後は突き放されてしまった。
試合後、インテルのロベルト・マンチーニ監督は記者会見で試合について語った。
「ローマはクオリティが高いチーム。しかしインテルも長い間同じレベルでプレーしてきた」とした上で、「今日の試合では我々にミスがあった。例えば3失点目なんかはそうだ」とコメント。ローマMFミラレム・ピャニッチに決められた勝ち越しゴールのシーンが試合を分けた。
「来季は当然(3位以内に入り)チャンピオンズリーグに出場したいが、今のままでは難しい」と現状を分析しているマンチーニ。
「このチームは私が考えているものとは違った戦術の為に作られたチーム。変化のためにはここから1ヶ月が重要になる」
新指揮官はシーズン途中から指揮を取ることについての難しさをこのように語っている。就任後、これでリーグ戦は2戦勝ちなしと、しばらくは我慢の時となりそうだ。
この試合、マンチーニ監督は3失点目を喫した直後、審判へ抗議で退席処分となっていた。失点の前にMFフレディ・グアリンへのファールがあったのではという訴えのようだ。このことについては「試合を見てた人なら(審判が間違っていたと)分かることだろう?」と話している。
インテルはこれで4試合勝ち星から遠ざかり、11位に転落。日本代表DFの長友佑都は負傷のため欠場した。次節はホームでウディネーゼと対戦する。
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