ボルシア・ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンは、MFマルコ・ロイスの移籍に関してクラブ間で協定を結んでいたようだ。1日発売のドイツ紙「デア・シュピーゲル」が報じている。
ドルトムントのエースであるロイスだが、今夏のバイエルン移籍が噂されている。
しかし同紙によれば、約1年前の12月、クラブ間でロイスの移籍交渉を行わないという協定が結ばれていたという。
当時ドルトムントに所属していたFWロベルト・レバンドフスキにはレアル・マドリーが興味を示していたと様子。そこで、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント抽選会にて、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが会談。ルンメニゲCEOは、レバンドフスキをマドリーに移籍させず、バイエルンへ移籍させる代わりにロイスの交渉は一切行わないという約束を交わしたようだ。
ヴァツケCEOも同紙に対し「会談があったのは事実だ。それ以上はコメントできない」と。認めている。
また、数日後にはレバンドフスキのバイエルン移籍が発表されている。
ところが、今年に入りルンメニゲCEOは、ロイス獲得を明言。この話が本当であれば、明らかに協定違反となる。
協定を無視し、バイエルンにロイスが移籍するとなれば、両クラブの溝は深まるばかり。さらにドルトムントは、 現地時間30日に行われたブンデスリーガ第13節で、フランクフルトと対戦して0-2で敗れ、最下位に転落した。
主力2選手を引き抜かれた影響はゼロではない。シーズン終了後の順位とロイスの去就次第では、溝が深まるどころではなくなりそうだ。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→