ウディネーゼ戦に出場したミランの本田【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAの第13節が現地時間30日に行われ、日本代表の本田圭佑が所属するミランはホームでウディネーゼと対戦して2-0で勝利を収めた。
勝ち点18で並ぶ両者の対戦。2007年の5月以来ホーム、ステディオ・ジュゼッペ・メアッツァではウディネーゼに敗れていないミラン。相性の良さを活かし、リーグ戦5試合勝利なし(4分け1敗)という悪い流れを断ち切りたいところだ。
フェルナンド・トーレスをベンチスタートとしたミラン。序盤から動きに切れのある本田、最前線から縦横無尽に動き回るジェレミー・メネズを中心に攻撃を組み立てる。
17分、左CKからニアサイドで合わせたDFアディル・ラミのヘディングシュートがゴールラインを越えたかに見えたが、ぎりぎりのところでGKがはじき出しノーゴール。
39分、ロングボールからペナルティエリア内に侵入した本田が頭で落とすと、メネズが右足を振り抜く。シュートはわずかに左に外れるも本田は積極的にゴールに迫る。
本田は前半アディショナルタイムにも左クロスからシュートを放つなど、精力的にゴールを狙う。それでも決定機を決め切れないミランは、無得点で前半を折り返す。
64分、ようやく試合が動く。本田がエリア内でマウリツィオ・ドミッツィに倒されPKを獲得。さらにはドミッツィはこのプレーで一発退場処分となった。
このPKはメネズが落ち着いて決めてミラン先制。メネズは本田圭佑と並びチームトップタイの6ゴール目。
1人多くなったミランだったが、71分にはミランのマイケル・エッシェンが、この日2枚目のイエローカードで退場してしまう。残り20分は互いに10人での戦いとなる。
それでも74分にはメネズがこの試合2点目。左サイドからドリブルでエリア内に侵入すると、DFを交わし右足一閃。ウディネーゼの息の根を止める一撃を鮮やかに決めた。
89分にはMFリッカルド・モントリーボも復帰を果たすなど、明るい話題もあったミラン。
その後は相手の反撃を許さず、無失点のまま試合終了。ミランはこれが実に5試合ぶり、さらに11月になって初めての勝利。勝ち点を21まで上積みに成功。
本田圭佑は81分までプレー、PK奪取だけでなく幾度なくチャンスに絡むなど勝利に貢献した。
【了】