レオ・シルバ獲得で中盤の強化も狙う
レオ・シルバはかなり前から浦和移籍の噂が出ていたが、ブラジル人選手にとって最高の環境が整っている新潟を出ることになるのだろうか。ボランチにベテランが多く、数も多くない浦和にとって、レオ・シルバの加入は特大の戦力アップが望めることは間違いない。
湘南の遠藤は退団が決まっている坪井慶介の後継者としての獲得になりそうだ。CBとして身長は高いと言えないが、世代別代表の中心として活躍し、スピードと対人の強さ、今季リーグ戦で7得点を挙げた攻撃力も浦和の3バックに適した選手と言える。
湘南の下部組織出身で、クラブへの愛着もあるはず。来季J1を戦えるチームの中心として成長するのか、浦和へステップアップして今以上に厳しい環境で成長を期すのか、その決断に注目が集まる。
他にヴィッセル神戸の岩波拓也、新潟の舞行龍ジェームズ、鹿島アントラーズの遠藤康、セレッソ大阪の丸橋祐介と南野拓実、広島の高萩洋次郎、大宮アルディージャのズラタン、清水エスパルスの高木俊幸とノヴァコヴィッチの名前も挙がっている。
これらから推測するに、前線でキープ力を発揮できるFW、縦への推進力があるサイドプレーヤー、対人能力の高いCBを中心に新戦力を探していると見られる浦和。来季はACLもあるため、各ポジションに実力者を補強する方針のようだ。
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