広島・石原と柏・橋本の獲得が決定的
Jリーグはまもなく閉幕を迎えるが、シーズンオフにはまた別の戦いが待っている。移籍市場だ。
今季J1で優勝争いをしている浦和レッズには様々な方面から大型補強の噂が聞こえてくる。それらの情報をここでまとめ、今季の移籍市場の動向を探っていく。
まず、すでに獲得が決定的と言われているのがサンフレッチェ広島の石原直樹と柏レイソルの橋本和だ。前者はすでに30歳だが、ペトロヴィッチ監督の古巣である広島でプレーしているため戦術理解に障害が少なく、コンスタントにシーズン10得点を期待でき、前線でボールをキープすることも、受けてフィニッシュに持ち込むこともできる魅力もある。
後者はベテランの平川忠亮に代わる人材と目されている。現在左サイドでプレーしている宇賀神は本来右利きの選手であり、右に宇賀神、左に橋本の形を理想として獲得を検討していると見られる。また、サイドの選手で180センチの身長も大きな武器だ。
この2人以外にはベガルタ仙台の武藤雄樹、アルビレックス新潟のレオ・シルバ、湘南ベルマーレの遠藤航が獲得濃厚とされている。
武藤はFWだけでなく、2列目やサイドなど幅広いポジションに対応でき、ACLなど試合数が増える来季は貴重な戦力として迎えられるだろう。
【次ページ】レオ・シルバ獲得で中盤の強化も狙う