元アーセナルのユース監督で現在ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)のTD(テクニカルデイレクター)を務めるテリー・バートン氏が、元クラブについて非難した。英紙『ガーディアン』が27日に伝えている。
バートン氏は今夏、アーセナルのユース監督を退任。代わりにはリアム・ブレイディ氏が就任している。
そのことについて、バートン氏は「大きな過ち」と、述べた。
80年代にトニー・アダムス、デイビット・ロキャッスル、ポール・デイビスなどを輩出し、黄金期を築きあげたバートン氏にとって、この人事は納得できないものだった様子。過去の功績を無視したクラブの対応に嫌気がさしていたようだ。同紙に対し「有能な人材がいるにも関わらず、次々に排除する彼らは、大きな過ちを犯している」と、クラブを非難している。
さらに「ヴェンゲルという若手を積極的に起用する監督のおかげで持ち応えている」と、今のアーセナルは監督で成り立っているとコメント。しかし、それでは十分ではないと話す。
そして「チェルシーは年間のプロセス、出来事をはっきりとさせ、すべての側面において対応できている」と、同じロンドンのライバルチームに対してアーセナルは敬意を欠き、全てにおいて劣っていると指摘。その差は埋めることは可能としながらも「今は時期尚早だ」と、明かしている。
アーセン・ヴェンゲル監督には、1月の段階で退任の意思を報告していたというバートン氏。その時点で同監督から慰留されたようだが、「これからそれをするのはリアム・ブレイディだ」と、断った。
怪我人も多く現在12節を終えて8位と苦しんでいるアーセナル。チーム内外からの批判にさらに頭を悩まされそうだ。
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