“新モデル”で再び主導権。前半で逆転に成功
32分には、アロンソが滑ってミスキックしたところを、フェルナンドに奪われて、そのままカウンターを仕掛けられてしまう。
しかし気が付けば、逆にバイエルンが主導権を握っていた。10人が11人に対して優勢にゲームを進めることは珍しくはないが、バイエルンはシティに対して、自然にボールを回していく。
そして39分、直接FKをアロンソが決めて試合を振り出しに戻す。1-1。44分には、ボアテングのロングボールを、サニャとコンパニーに付かれながらも、レヴァンドフスキが合わせて決めた。2-1。バイエルンは前半の内に逆転に成功する。
後半に入ってもバイエルンのペースは続く。後半に入ると、バイエルンは今季より見せている、新モデルでシティの陣内に攻め立てた。
縦に、早く、ロッベン、リベリ、ベルナトらによるスピードのあるドリブルを活かして攻めていく。しかし60分頃には、再びスロー・ダウン。旧モデルに戻ってパスを回す。この試合でバイエルンは新と旧、2つの顔を示した。
すると67分にサニャに代えてサバレタが投入されたのを機に、シティがバイエルンを押し込み始めた。
69分、フェルナンドの縦パスをアグエロが落とす。ランパードが力強くシュート。ノイアーが弾く。アグエロは前線を広く動き回り、ダンテら守備陣は手を焼いた。
81分には、リベリに代わってシュバインシュタイガーが投入されたが、シティの時間は続いていく。
85分、アロンソのミスパスを、ヨベティッチがダイレクトでアグエロへ。そのままダンテとボアテングの間のスペースを突き進んで、アグエロはゴールを奪う。2-2。さらに後半アディショナルタイムには、ボアテングのクリアミスから、3度目のアグエロ。2-3。
バイエルンは10人になりながらも優勢に攻め、1度は逆転してリードを奪ったが、最後の最後で再度シティに逆転を許した。