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マンC戦、新旧2つの顔を見せたバイエルン。10人での再逆転負けは必要か不必要か。メディアも2つの論調

text by 本田千尋 photo by Getty Images

“新モデル”で再び主導権。前半で逆転に成功

マンC戦、新旧2つの顔を見せたバイエルン。10人での再逆転負けは必要か不必要か。メディアも2つの論調
39分、直接FKをアロンソが決めて試合を振り出しに戻す【写真:Getty Images】

 32分には、アロンソが滑ってミスキックしたところを、フェルナンドに奪われて、そのままカウンターを仕掛けられてしまう。

 しかし気が付けば、逆にバイエルンが主導権を握っていた。10人が11人に対して優勢にゲームを進めることは珍しくはないが、バイエルンはシティに対して、自然にボールを回していく。

 そして39分、直接FKをアロンソが決めて試合を振り出しに戻す。1-1。44分には、ボアテングのロングボールを、サニャとコンパニーに付かれながらも、レヴァンドフスキが合わせて決めた。2-1。バイエルンは前半の内に逆転に成功する。

 後半に入ってもバイエルンのペースは続く。後半に入ると、バイエルンは今季より見せている、新モデルでシティの陣内に攻め立てた。

 縦に、早く、ロッベン、リベリ、ベルナトらによるスピードのあるドリブルを活かして攻めていく。しかし60分頃には、再びスロー・ダウン。旧モデルに戻ってパスを回す。この試合でバイエルンは新と旧、2つの顔を示した。

 すると67分にサニャに代えてサバレタが投入されたのを機に、シティがバイエルンを押し込み始めた。

 69分、フェルナンドの縦パスをアグエロが落とす。ランパードが力強くシュート。ノイアーが弾く。アグエロは前線を広く動き回り、ダンテら守備陣は手を焼いた。

 81分には、リベリに代わってシュバインシュタイガーが投入されたが、シティの時間は続いていく。

 85分、アロンソのミスパスを、ヨベティッチがダイレクトでアグエロへ。そのままダンテとボアテングの間のスペースを突き進んで、アグエロはゴールを奪う。2-2。さらに後半アディショナルタイムには、ボアテングのクリアミスから、3度目のアグエロ。2-3。

 バイエルンは10人になりながらも優勢に攻め、1度は逆転してリードを奪ったが、最後の最後で再度シティに逆転を許した。

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