昨季の王者レアル・マドリーは”若いチーム”だった【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)を勝ち抜くうえで、最適な年齢はいくつなのだろうか。イタリア紙『トゥット・スポルト』が興味深いデータを紹介している。
これまでのCLの歴史において、最も若いチームだったのが1995年のアヤックスだ。ルイス・ファン・ハールに率いられた同チームの平均年齢は23.6歳だった。若き日のクラレンス・セードルフやエトヴィン・ファン・デル・サール、パトリック・クライファートを擁していた。
一方、最も平均年齢が高かったのは2007年のミランで30.3歳となっている。当時38歳だったキャプテンのパオロ・マルディーニを始めとして、ジダ、アレッサンドロ・ネスタ、フィリッポ・インザーギなど30歳以上の選手を多く擁していた。
近年の優勝チームを見渡すと、平均年齢の低いトレンドが見えてくる。2013年の優勝チームであるバイエルン・ミュンヘンは26.3歳。昨季の王者レアル・マドリーは25.6歳だ。
ハイプレスが普及しよりコンパクトな布陣で戦う現代サッカーにおいては、より高い運動量が求められている。テクニックが重視されている印象がある近年の欧州サッカーだが、それ以上に運動量が求められていることを示すデータといえそうだ。
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