ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第5節が現地時間27日に行われ、FW久保裕也の所属するヤング・ボーイズはアウェイでスロバンと対戦して3-1で勝利している。
久保はトップ下で先発しフル出場。EL初ゴールを含む2得点を記録している。同大会で1試合2得点は、日本代表のFW岡崎慎司がシュトゥットガルト在籍時に記録して以来、2人目となる。
ここまでグループIの3位につけるヤング・ボーイズ。既にグループステージ4連敗で敗退の決まったスロバン相手に勝利し、決勝トーナメント進出に望みをつなぎたいところ。
しかし、先にチャンスを掴んだのは、ホームのスロバン。2分に右からの折り返しをFWユライ・ハレナールがシュート。惜しくもゴール左に外れて得点はならなかった。
それでも、先制点はヤング・ボーイズ。8分に得たFKから相手がペナルティエリア内でファウルを犯しPKの判定。これをFWギヨーム・オアロがきっちりと決めて先制する。
このままヤング・ボーイズが一気に畳み掛けるかと思われたが、11分にカウンターからスロバンのMFセイドゥバ・スマーがGKと1対1になり、同点ゴール。スロバンは今季ELでチーム初得点となった。
嫌な雰囲気を打ち破ったのは、またもFK。先制点とほぼ同位置の左サイドから入れられたボールを、DFスコット・スッターがヘッドで折り返す。これを久保が決めて勝ち越しに成功する。久保は嬉しいEL初ゴールとなった。
その後も22分、34分、38分と久保を中心に攻め込むヤング・ボーイズだったが、追加点は奪えず2-1で前半を折り返した。
後半も先にチャンスを得たのはスロバン。48分に左サイドをスマーが抜け出しシュート。これはゴール右に外れ、ヤング・ボーイズは事なきを得る。さらに50分にも、FKからピンチを招くが得点は生まれず。
押されていたヤング・ボーイズだったが、54分にゴール前で久保が倒れ込みながらもスルーパス。右サイドのMFレナト・シュテフェンが抜け出しGKと1対1になるが、惜しくも好セーブに会う。
そして63分に待望の追加点は再び久保。右サイドを抜け出したスッターの折り返しを、久保がこの日2点目となるゴールを決める。
その後はどちらも決定力を欠き、得点は動かないまま試合は終了した。
勝利したヤング・ボーイズは最終節にホームでスパルタ・プラハを迎え、グループステージ突破をかける。
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