今季の岐阜を支えたナザリトと川口能活【写真:Getty Images】
FC岐阜は27日、田中秀人、ナザリト、時久省吾、森安洋文、須藤右介、中村祐輝の6人と来季の契約を更新しないと発表した。
6人のうちナザリトは今季34試合に出場してチームトップの17得点を挙げていた。J1の複数クラブが獲得の意思を示しているとも報じられていたが、これで移籍金ゼロでの獲得が可能となった。
本人は「日本もとても好きになりましたので、また日本でプレーをする機会があれば幸せです。本当にありがとうございました」と感謝のコメントを発表しており、日本以外でのプレーを示唆している。来季に向けてどのような決断を下すのだろうか。
まだ正式発表こそないが、元日本代表のベテランMF三都主アレサンドロも来季の構想に含まれておらず退団すると見られている。今季は18試合に出場して2得点。前半戦はレギュラーとして出場していたものの、第21節以降は出場機会がなく、第41節が21試合ぶりの出場だった。
今季からラモス瑠偉監督や元日本代表の川口能活らを補強して上位進出を目指した岐阜だったが、リーグ戦は17位に終わった。さらに今回発表された6人に加えて美尾敦、木谷公亮の2人が現役引退を表明した。
来季は期限付き移籍で獲得した選手も所属元に戻るため、陣容が大きく変わると予想される岐阜。ラモス監督の下、どのようなサッカーを作り上げるのか、ナザリトの穴を埋められるかに浮沈がかかっていそうだ。
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