ゴールを決めたアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節が現地時間26日に行われ、アーセナルはホームでドルトムントと対戦し、2-0で勝利。決勝トーナメント進出を確定させた。
開始2分にこの日先発のFWヤヤ・サノゴが先制点を決める幸先のいいスタート。
57分にもFWアレクシス・サンチェスが追加点。今季CLでは初のクリーンシート(無失点試合)を達成し快勝した。リーグ戦2連敗中だが、復調の兆しを見せている。
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は試合後の会見でも「守備面で非常に良いプレーが出来た」と話しており、試合内容にも満足した様子だ。
アーセナルはこれで15季連続で1次リーグを突破(02-03までの2次リーグ制時代含む)。
ヴェンゲルは決勝トーナメントに向けては、「1位で勝ち上がってくるクラブはほとんどがトップレベルだ。対戦したくないチームが3つか4つある」と本音を明かしている。
最終節では首位ドルトムントがアンデルレヒトに敗れ、アーセナルがガラタサライに勝利すれば首位が入れ替わる。しかし「90%の確率でドルトムントが1位、我々が2位となるだろう」とコメント。ドルトムントが最終節で勝ち星を落とすことは期待していないようだ。
「(決勝トーナメントが始まる)2月までに改善が必要」と指揮官が話すようにまだまだ抱える問題は多い。
週末のマンチェスター・ユナイテッド戦で負傷したジャック・ウィルシャーに加え、キャプテンのミケル・アルテタがふくらはぎの負傷で再離脱、さらに、この試合ゴールを決めたサノゴもハムストリングの負傷で途中交代している。
満身創痍のアーセナル、中2日でプレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ戦が控えている。この勝利を浮上のきっかけとしたいところだろう。
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