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サラゴサ新監督ポポヴィッチ氏、“ポゼッション”は継続へ「美しいプレーをしたい」

text by 編集部

サラゴサ新監督ポポヴィッチ氏、“ポゼッション”は継続へ「美しいプレーをしたい」
スペイン2部サラゴサ公式サイトより

 スペイン2部サラゴサのランコ・ポポヴィッチ新監督は25日、就任セレモニーで現地サポーターに期待溢れるメッセージを送った。クラブの公式サイトが伝えている。

 6月までセレッソ大阪を指揮していたポポヴィッチ監督は、サラゴサへの就任について「ここにいるのは名誉であり、このチームを指揮するのは大きな責任感を伴う」と現在は2部リーグながら歴史あるサラゴサに敬意を払った。

 シーズン途中の就任だけに、セレモニーに先立って行われた初練習では「選手たちのエネルギーはとても気に入った。チームを助けられる様ベストを尽くす」とチームの活気を称えた。

 主に日本での監督キャリアで知られるポポヴィッチ監督だが、現役時代の95年から97年まで当時スペイン2部リーグにいたアルメリアに所属。そのため「リーガは良く知っている」と監督としては初挑戦となるスペインへの適応に自信を見せた。

 また、チームに求めるプレースタイルに関しては「ゲームを支配してポゼッションの持ち主になること。美しいプレーをしたい。サッカーは苦しみではなく、楽しむべきものだ」と強調し、継続性に欠けるサラゴサについては「安定性と独自のプレースタイルを作らねばならない」と語った。

 しかし、セレッソ大阪の首脳陣からは「ポゼッション率が上がったのに面白くない」と批判を受けた。AFCチャンピオンズリーグでのベスト16やJ1第14節で13位と低調な結果に加えて、彼が好むポゼッションスタイルが解任された要因となった。

 果たしてサラゴサでは、ポポヴィッチ監督が愛する“楽しいプレースタイル”が成功に繋がるのだろうか。

【了】

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