反省の色を見せないミヒャエル・ボルンGM【写真:Getty Images】
右足首靭帯断裂と診断されたボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスに対して、パダーボルンのミヒャエル・ボルンGM(ゼネラルマネージャー)が辛辣な言葉を言い放った。25日のドイツ紙『ビルド+』が報じている。
現地時間22日に行われたパダーボルン対ドルトムントの試合で右足首の靭帯を断裂してしまったロイス。今年だけで6度目の代表選手の負傷となるだけに、ドイツ国内および関係者の間では同情の声が相次いでいる。
そんな中で、1人だけ事態の重さを理解していないボルンGMは「たとえばそれがXYZと言う名もない選手なら、全く話題にならないだろう。少し大げさだ」と発言。自クラブの選手が負わせたにも関わらず、全く同情をしていない。
また、同試合の主審ヴォルフガング・シュタルク氏は「レッドカードを提示すべきだった」と、故意ではなかったとしても、かなりの危険なプレーであったことを認めている。
この発言に対しても、同GMは「(マルビン・)バカロルツは滑ってしまっただけだ。その結果、不運にもロイスに当たってしまった。イエローで十分」と、コメント。さらに「このようなファウルは以前からあったし、これからも起こる」と、全く反省の色を見せていない。
しかしながら、ファウルをしたバカロルツ自身は深刻に受け止めており、試合後すぐに謝罪に向かっている。
クラブを統括すべきはずのGMがこのような発言をしたことで状況はさらに悪化しそうだが、選手自身が事の重大さを理解していることが救いである。
また、ロイス自身は『フェイスブック』を通じて「怪我をしているけど元気だよ。また必ず戻る。君たちの心からの声援と回復祈願を本当にありがとう」と、応援しているサポーター、同僚、関係者に感謝の意を述べている。
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