トーマス・ヴェルメーレン【写真:Getty Images】
バルセロナは、DFトーマス・ヴェルメーレンが、右脚のハムストリングに違和感を患っていると23日、公式に発表した。ルイス・エンリケ監督は25日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節アポエル戦の招集リストからヴェルメーレンを外している。
今夏、バルサがアーセナルに1900万ユーロ(約25億5000万円)支払って獲得したヴェルメーレンは、ベルギー代表として参加していたW杯で負傷。代表チームのメディカルスタッフは数日の離脱期間と診断したものの、以来同選手はバルサB対U-19インドネシア代表の試合で63分にしか出ていない。
ヴェルメーレンは9月25日にメディカルスタッフからOKを出されたものの、今月の17日までは個人で別メニューを行っていた。17日はようやくチーム全体の練習に参加している姿が見られたものの、今回はハムストリングを負傷した。
スペイン紙『マルカ』はヴェルメーレンのこの状況について、「新たなウッドゲート」という見出しで、かつてのレアル・マドリーDFと比較して報じている。ジョナサン・ウッドゲートは2004年にニューカッスルからマドリーに移籍したイングランド人DF。2000万ユーロ(当時のレートで約26億円)もの移籍金がかかりながら、怪我により9試合の出場にとどまり、ファン投票では「21世紀最悪の契約」に選ばれた。
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