本田はベンチスタート有力。インテルのキーマンはコバチッチ
本田圭佑が所属するミランと長友佑都が所属するインテルは、日本時間24日の午前4時45分にキックオフとなるセリエA第12節で対戦する。
ミラノの街を二分する「ミラノダービー」へ向けて、押さえておきたいポイントを挙げてみよう。
・戦術的キーポイント
ミラン:インザーギ監督は、基本的に4-3-3-0でメネズを“0トップ”として起用することを好む。このフォーメーションは良い結果を残し、本田に6ゴールを与えるという大きな可能性を示した。
しかし、ベルルスコーニがより攻撃的なフォーメーションを好むため、フェルナンド・トーレスを先発させることを要求している。そのため、本田はベンチスタートとなるだろう。(代表戦の疲れもある)
事実、イタリアの新聞は木曜までの予想スタメンに本田を加えていたが、ベルルスコーニが金曜にミラネッロを訪問した後、それはトーレスに変わっていた。
また、多くのイタリアメディアはミランのディフェンスは過去と全く違うと書いている。サパタとメクセスは、クオリティの低いCBコンビとみなされている。
インテル:マンチーニ監督はフォーメーションを変更。4バックの前に3人の守備的MFを配置する。
コバチッチは、2トップの背後でプレーすることで多くのスペースを得られる。さらに、3人の守備的MFによって守備の負担が軽減され、自由にゲームを操ることができる。インテルのキープレイヤーであるコバチッチにとって、この一戦は大きな“試験”となる。
長友は、ほぼ間違いなく右SBで先発する。ビディッチとエルナネスはベンチスタートが濃厚。
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