アトレティコのアレッシオ・チェルチ【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、3-1で制した22日のリーガ第12節マラガ戦の後半、FWアレッシオ・チェルチに20分間アップを命じるも最終的には投入しなかった。
今夏トリノから加入したチェルチは、18日にイタリアラジオ『ライ』で「プレーしないためにわざわざアトレティコに来たわけではない。僕にはベンチにいる忍耐力は無い」とベンチ生活への不満を見せていた。
そのため、試合終了20分前にアップを命じられた際には、やる気満々な姿勢でベンチから飛び出した。しかし、87分にFWラウール・ガルシアの投入によって3人の交代枠が使い切られたため、またも出場機会を得られず。同選手は悔やんだ表情でベンチに戻った。
それでも、シメオネ監督は試合前の記者会見でベンチ生活の続くチェルチについて「信頼は失っていない」と主張している。
イタリアメディアは、日本代表DF長友佑都が属するインテルが獲得を狙っていると報じている。冬の移籍市場がスタートする来年1月、チェルチはわずか半年でイタリアへ帰還することになるかもしれない。
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