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Jリーグ 10年前

熾烈極まるJ1残留争い。優位に立つ仙台と清水、追い詰められた大宮とC大阪。各クラブ生き残り条件は?

混戦続くJリーグ。優勝争い同様、熱い盛り上がりを見せているのが残留争いだ。32節を終え、名古屋と甲府が脱出。残りは4クラブに絞られた。果たして勝ち抜けの条件はどうなっているのか? 勝ち点、残り試合から整理する。

text by 編集部 photo by Getty Images

有利な状況にいる仙台と清水

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残り2試合でどのようなドラマが待っているのだろうか

 残り2試合となったJ1リーグ戦。浦和レッズが優勝するのか? はたまたガンバ大阪が大逆転優勝を果たすのか? と例年通り盛り上がりを見せているが、注目すべきところがもうひとつある。「残留争い」だ。

 22日に行われた第32節開始前は名古屋グランパス、ヴァンフォーレ甲府、ベガルタ仙台、清水エスパルス、大宮アルディージャ、セレッソ大阪の6チームに降格の可能性が残されていた。

 ここではそれぞれ第32節を終えた時点での状況を整理してお伝えする。

 まず名古屋と甲府は最も残留に近い位置にいた。名古屋は勝ち点1でも上積みすれば残留を決められ、甲府は勝利し、かつ大宮とC大阪が引き分け以下で残留が決まる状態だった。

 そして名古屋は清水と引き分け、甲府はサンフレッチェ広島に勝利。後に行われた試合で前述の2チームが引き分けに終わったためJ1残留が決まった。

 これによりJ2降格は仙台、清水、大宮、C大阪のうち2チームということになる。残り2試合でどのようなドラマが待っているのだろうか。各チームの次節における残留および降格の条件を確認する。

 まず14位の仙台と清水は降格ラインから勝ち点3離れている。次節の徳島戦および柏戦に勝利し、16位の大宮が引き分け以下なら残留が決定する。もし徳島や柏と引き分けた場合は、大宮が負けなら残留決定。引き分け以上で両チームの運命は最終節までわからなくなる。

 仙台と清水は降格ラインから勝ち点3離れているとはいえ、安心出来るわけではないのだ。もし次節敗れて大宮が勝利すれば、点差次第では降格圏に転落することもありうる。決して気を抜くことはできない。

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