香川交代、直後に失点。前にも同じことが…
そして12分、ドルトムントが先制に成功する。左サイドを上がったドゥルムの折り返しを、フリーで中央に飛び込んだオバメヤンが、ダイレクトで突き刺した。1-0。
トップ下に入った香川は、代表戦に参加した日本から戻ってきた直後の試合だったということもあったのか、どこか動きが重く、周囲とパス交換のタイミングが合わない場面が散見された。あまりに悪かった訳ではない。
13分、香川の落としからギュンドアンがダイレクトで前に送り、一挙にムヒタリヤンが相手のラインの隙間を突こうとする場面を引き出す。17分、ムヒタリヤンのヘッドでの落としから、ボックス内へと飛び込む。ゴールへ向かおうとする姿勢が感じられた。しかしそういったプレーは、部分的なものという印象を残した。
前半アディショナルタイム、オバメヤンからのラストパスをスピードに載って抜け出したロイスが決めて、ドルトムントは2-0で折り返すことに成功する。
54分、香川は大きく左サイドに送って、ロイスとのコンビネーションからボックス内へと入ろうとするが、呼吸は噛み合ない。
状態が上がり切らないまま、香川は58分にグロスクロイツと交代となった。
その直後の60分、ドルトムントは失点を喫してしまう。カウンターから、最後はルップがギンターを交わして、シュートを左下隅に決めた。2-1。
第10節のバイエルン戦では同じく香川の交代直後に失点するなど、ドルトムントは選手交代時に隙が生まれるようである。その傾向は、第5節シュトゥットガルト戦、第7節ハンブルガーSV戦、そして第8節のケルン戦にも見て取れた。隙に乗じて、カウンター対策もパダーボルンに上手く交わされてしまう。