調子の良さを見せたギュンドアン
敗戦に等しいドローだった。試合後にドルトムントのスポーツ・ディレクター、ミヒャエル・ツォルク氏は次のようなコメントを残した。
「この2-2は敗北のようだ」
2014年11月22日、ブンデスリーガ第12節、15位ドルトムントはアウェイで、今季よりブンデスリーガに昇格して9位と健闘するパダーボルンと戦う。
ドルトムントの先発メンバーは次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBピシュチェク、右CBスボティッチ、左CBギンター、左SBドゥルム、【MF】ボランチにケールとギュンドアン、2列目は右からムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】オバメヤン。香川はトップ下として先発出場する。
前節はボルシアMGからリーグ戦では7試合ぶりに勝利を掴んで、中断期間に入ったドルトムントとすれば、本当の意味で仕切り直しとなるべき試合だった。
前半を通して、引いて構えたパダーボルンに対して、ドルトムントがゲームを支配する。その中で目立ったのは、ギュンドアンである。ギュンドアンは第9節のハノーファー戦以来の先発出場となった。13ヶ月という長期にわたる離脱から復帰間もなかったハノーファー戦の頃とは違って、調子はさらに上向いている。
中盤の底でビルドアップを担いながら、3分、バカローツからボールを奪ってそのまま前へ攻撃参加する。また8分には右サイドで、カウンターから抜け出したシュトッペルカンプに体を入れてきっちり対応するなど、攻守両面で安定してチームに貢献していく。
またその前には、中央へと向かおうとするシュトッペルカンプのコースをピシュチェクが切ってサイドに追い込もうとしたように、ドルトムントは相手のカウンターへの対策を練って来たようだ。