ナポリのベニテス監督【写真:Getty Images】
ナポリの指揮官ラファエル・ベニテスは、噂されていたリバプールへの復帰を否定。ナポリを離れるつもりはないと自身の考えを明かしている。
22日付イギリスの雑誌『FourFourTwo』のウェブサイトがこのことを伝えている。
ベニテスはこの代表ウィーク中にリバプールを訪れていた。これを受けイングランドでは、結果の出ていないブレンダン・ロジャース監督に代わり、ベニテスがリバプールに復帰するのではという報道がされていた。
しかし、これについてベニテスは「私がリバプールに行くと、みんなはすぐに(監督として)戻ってきたんだと言うが、私は家族に会いに行っただけだよ」と一蹴。
ベニテスは6年間をリバプールで過ごし、家族は現在もリバプールに暮らしている。あくまで代表ウィークのオフを家族と楽しんだだけのようだ。
ナポリでは批判も受けたベニテスだが、現在は調子を取り戻しつつある。ここ8試合は負けなしで首位ユベントスとは7ポイント差の3位まで浮上した。
リバプールでは2005年にチャンピオンズリーグを制しており、待望論が出るのも頷ける。
そしてイタリアでは2010年に就任したインテルでも結果を出せずに、半年で解任されるなど苦い経験をしている。
それでも、「可能だとは思わないが、我々は全てのゲームに勝ちたいと思っている」と、ベニテスは語った。スペイン、イングランドで成功を収めた名将は、このイタリアの地での成功も夢見ている。
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