常に満員となる8万人収容のドルトムントのシグナル・イドゥナ・パルク【写真:Getty Images】
近年、急成長を遂げているブンデスリーガ。その人気も国際的に飛躍し、世界各国から訪れる観客も増えているようだ。21日のドイツ紙『ビルド+』が伝えている。
ここ数年で人気、実力ともに飛躍しているブンデスリーガ。ドイツ代表がW杯を制したこともあり、世界各国から観戦に訪れる観客も増えている。
もっとも有名なのは、やはりバイエルン・ミュンヘン。監督がバルセロナの英雄ジョゼップ・グアルディオラ監督ということもあり、在籍選手にもスペイン人が増えた。その他にもMFフランク・リベリ、アリエン・ロッベンなど国際色豊かなチームになりつつある。観戦者もスペイン人をはじめとするアジア、アフリカなど世界各国から訪れている。公式に登録されているファンクラブも「89」あり、エジプト、タイ、南アフリカなど様々な国々から構成されいているようだ。
そして観客動員数トップを記録しているボルシア・ドルトムントに関しては、定期的に外国人が訪れている。ホームゲームには毎回約1000人ものイギリス人が訪れているという。そのため、アイルランドの格安航空会社「ライアンエアー」は、29日よりロンドン発の便の時間を変更するという。
同航空会社の広報であるロビン・キーリー氏も「ドルトムントファンのために我々は飛行プランを変更した」と、説明している。
アジア人で人気が高いのはシャルケ、マインツ、レバークーゼンの3チーム。シャルケはやはりDF内田篤人を見に訪れる日本人が圧倒的に多く、旅行会社は5台のバスを手配してホームゲームに訪れるそうだ。
マインツはFW岡崎慎司、MFク・ジャチョル、DFパク・チュホのアジア人トリオの影響が強く、日本と韓国からの観戦者が急増しているようだ。
レバークーゼンは韓国人のFWソン・フンミンの活躍が話題となり約50人の韓国人観戦者が訪れているようだ。
アジア人選手の活躍によって、ヨーロッパ諸国だけでなく遠くアジアからも多くの観戦者が訪れるようになったブンデスリーガ。目的クラブも今やバイエルンだけではなくなっている。
すでに、日本語や韓国語での情報を流すクラブも増えており、今後の活躍次第では更なるアジア向けビジネスが各クラブから展開されるかもしれない。
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