鹿島(3位)vs川崎F(5位)
浦和にとっては、これ以上ない舞台が整ったといっていいだろう。自分たちのホームスタジアムに2位のG大阪を迎える一戦。この試合で勝利を収めれば、8年ぶり二度目の優勝が決まる。チケットはすでに完売。総力戦で、栄冠への試練に挑む。一方のG大阪にとっては、2週間前にナビスコカップで勝利の美酒に酔った場所。再び大一番を制し、3冠へ前進できるか。今回は天王山を始め、以下の3試合を展望する。
川崎Fにとってはこの試合で敗北を喫すれば、ACL出場権の獲得が厳しくなる状況。ライバルとなる鹿島をたたき、望みをつなげたい。鹿島は得点数、シュート数ともに1位。対する川崎Fも得点数3位、シュート数2位と、ともに攻撃力に秀でたチームだ。
過去の対戦でスコアレスはなく、今回も打ち合いが予想される。そうなると、定石通り先制点を奪った方が有利になるだろう。カシマで行われたリーグ戦では鹿島が5勝2分け3敗と勝ち越しているが、両者ともに先制すれば負けなし。
先にネットを揺らしたチームが勝点3を得る確率が高そうだ。
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