イタリアサッカー連盟カルロ・タベッキオ会長【写真:Getty Images】
イタリアサッカー連盟(FIGC)は、セリエAで若手育成のための新ルールを定めることを可決した。20日のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』をはじめとする各紙が報じている。
EURO2012では決勝に進んだものの、2006年のドイツW杯の優勝以降、国際大会で思うような成績を残せていないイタリア代表。さらにクラブレベルでも、急成長を遂げているドイツ・ブンデスリーガにUEFAリーグランキングで抜かれている。
世代交代もうまくいっておらず、若手が伸び悩んでいる。さらに、近年のセリエAは経営難に陥っているクラブも多く、移籍金の未払いなども発生している。
そこで8月より就任したカルロ・タベッキオ会長により、新改革が立案された。
新ルールは「1クラブ25人までの選手を保持。そのうち4選手はイタリアで育った選手とし、さらに4選手は自クラブ出身の選手とする」というもの。さらに「21歳以下の選手の場合は25人を超えてもよい」としている。
このルールの目的は「クラブ経済と財政の正常化。そして下部組織への投資の促進」だという。そして、このルールが全会一致で可決された。
時間はかかるが、新ルールの適応によりセリエA、そしてイタリア代表が再び世界の頂点に立つ日が来ることが期待される。
【了】
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