シャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
バイエルンのMFシャビ・アロンソが、19日に独紙『シュポルトビルト』の取材で、チームメートのノイアーをバロンドールへ。
X・アロンソは、「ノイアーは僕が一緒にプレーした選手の中で、ベストGKだ。他の選手と圧倒的な差がある。それだけでなく、11人目のフィールドプレーヤーとしても優れていると言わざるを得ない」と絶賛した。
一見ただのチームメートへの褒め言葉であるが、スペインでは昨季はチームメートだったレアル・マドリーのGKイケル・カシージャスへの批判として受け入れられた。特にアロンソが強調した「圧倒的な差がある」は、カシージャスへの過度の攻撃とスペインメディアは見ている。
スペイン紙『ABC』によると、当時マドリーの監督を務めていたモウリーニョが2012年に神格化されていたカシージャスを、初めてリーガでベンチに置いたにもかかわらず、アロンソは監督の判断を擁護したことによって、両者の距離は遠ざかっていったという。
これに対して、モウリーニョ監督を毛嫌いしつつカシージャスを贔屓するスペインのジャーナリストは黙らずにはいられなかった。スペインラジオ『カデナ・コぺ』でマドリーの試合実況担当者として現地で有名なマノロ・ラマ記者は19日にスペインTV『クアトロ』で「カシージャスは『クロースは僕がプレーした中でベストMF』だとアロンソに言えばいい」と言い放った。
また、アロンソはマドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドが最有力候補と見られている2014バロンドールに関して「マヌエル(・ノイアー)が受賞するとしたら、それは正当だ」と断言した。
マドリーのサポーターは元同僚のロナウドを支持しない姿勢を批判したが、チームメートの擁護と理解する声は、カシージャスの件よりも多い。
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