この件は、2004年にディディエ・ドログバ、2008年にサミル・ナスリがマルセイユからそれぞれチェルシー、アーセナルへと移籍した件にも波及【写真:Getty Images】
マルセイユの現会長ヴァンサン・ラブルンが、2010年にフランス代表FWのアンドレ=ピエール・ジニャク獲得に際し、汚職に関与した容疑で18日に逮捕された。すでにフランス紙『レキップ』などが報じている。当時、ラブルン会長はクラブの財政に関する業務に携わっていたという。
ほかにも、2人の元会長ジャン=クロード・デシエ(2009年から2011年)、パペ・ディウフ(2005年から2009年)の両氏も同様に捜査の対象となり、拘置所に収容されているようだ。
さらにこの件は、2004年にディディエ・ドログバ、2008年にサミル・ナスリがマルセイユからそれぞれチェルシー、アーセナルへと移籍した件にも波及。
両者の移籍の際にも不正な金銭の取引がなかったか、フランス警察が捜査に動き出すと18日の『le10 sport』が伝えた。
また、19日付のイギリス紙『メトロ』によると、ドログバの件ではチェルシーが獲得に2880万ポンド(現在のレートで約53億円)を支払ったとされているにも関わらず、マルセイユ側は2630万ポンド(約48億4000万円)しか受け取っていないと主張しているようだ。
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