「この試合の日本はザックの好むスタイル」
タッカーマン氏は後半アディショナルタイムに1点を返すに留まった“サッカー・ルーズ”(オーストラリア代表の愛称)の出来には到底満足していない様子。ティム・ケーヒルの1点だけではオーストラリアの欠点を隠すことは出来ないだろう。それどころか、むしろ得点は彼へと依存していることが証明されてしまった。
ただし、ムトシャール氏はケーヒルのゴールによって日本の守備の弱点が見られたと分析している。
「日本の失点はケーヒルへのお粗末なマーキングによってもたらされた。クロスを上げたベヒッチへの寄せも甘かった」
この日のスターティングイレブンは前監督アルベルト・ザッケローニ時代とかなり似た選考となった日本代表。フットボールチャンネル・アジアのライター、ライアン・スティールは前指揮官時代よりも日本は改善されたと見ている。
「この試合の日本はザックの好むスタイルで、よりバランスよくプレーしていた」
「MF香川真司もドルトムントで慣れ親しんでいる中央でプレー。それによってチーム全体が一つとなっていた」
「日本のこのパフォーマンスと結果により、自信を取り戻すきっかけとなるだろう」
アジアカップ開催国オーストラリアの記者陣にとっても、日本の強さを改めて確認した試合となったようだ。
【了】
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