スペインとのテストマッチが一つの指標に
同紙に対して、今夏バイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリーに移籍したクロースは次のように語っている。
「世界王者対欧州王者の試合が楽しみだね。スペイン代表に対して1敗しても、今年の我々をこれ以上台無しにするものではない。どちらが優れたチームであるかは、誰もこの試合で答えることはできない。それは1つのテストマッチで、決勝戦では全くない。どのチームが優れているかは、再びユーロのようなトーナメントで示されるよ」
クロースは、中盤でタクトを振るうかのように、大局的に情勢を眺めているようだ。
またチーム・マネージャーのビアホフ氏はこう述べている。
「2つのサッカー大国が対戦する。それぞれ多くの代表候補選手を抱えるが、必ずしも当面のトップチームではない。異なる前提での試合だ。我々は今年をポジティブに終えるつもりだよ。勝利であれば良いのだが」
ジブラルタル代表戦を終えて、ドイツ代表はノイアーとボアテングを負傷によって欠くこととなった。
スペイン代表戦に臨むにあたって、現在ブンデスリーガで2位と好調のボルフスブルクからCBロビン・クノッへが追加招集されている。U-21ドイツ代表に招集歴のあるクノッへにとっては、初のフル代表への参加となる。
ドイツ代表は今、戴冠の後の混迷の中にあるのか。それとも、次の戴冠に向けた構築の段階にあるのか。18日夜に控えるスペイン代表とのテストマッチが、一つの指標となるのかもしれない。
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