インテルの新監督ロベルト・マンチーニ【写真:Getty Images】
ワルテル・マッツアーリを解任し、新監督にロベルト・マンチーニを招聘したインテル。新監督の就任でクラブ内にはポジティブな空気が流れているが、その代償は大きかったようだ。1月の移籍市場では動きなしに終わるかもしれない。
インテルのジェネラルマネージャー(GM)であるマルコ・ファッソーネは、イタリアTV局『メディアセット』に対し、「我々は2人分の給料を支払うことになる。これは補強戦略にも影響を及ぼすだろう」と明かしている。
マンチーニ新監督の就任で、インテルはマッツアーリ前監督への補償金も含めて3000万ユーロ(約43億5000万円)を費やすことになると言われている。ファイナンシャル・フェアプレーで警告を受けている同クラブにとって、この支出は大きな痛手だ。
一方でファッソーネは「マンチーニは、現在のチームは非常に高いクオリティを持っていると考えている」と楽観的だ。また、「彼はローマやミランを恐れてはいない」と付け加えている。
マンチーニ監督は同クラブの2度目の指揮となるが、前回の時のような“バックアップ”は望めないようだ。苦しい台所事情の中で、しっかりと結果を出すことが出来るのだろうか。
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