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「マリオ・バロテッリ」を紐解く5つのトピックス。過剰な好奇の目、活かしきれない才能…真の人物像とは?

text by チェーザレ・ポレンギ photo by Getty Images

(3)「問題児?」

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マンチェスター・シティ時代のバロテッリ【写真:Getty Images】

 ミラノとマンチェスター、そして最近数ヶ月はリヴァプールで、バロテッリはいつも変わらずメディアの晒し者にされてきた。何か行動するたびに注目され、分析され、詮索され、事実が膨らまされた挙句に読者や傍観者たちの餌として供されるのが常だ。

 イタリア代表でチームメイトとなるジョルジョ・キエッリーニは、最近のインタビューにおいて「ジャーナリスト達は、マリオが1日に何度トイレに行くかさえ知りたがっている」と、まるで強迫観念に取り憑かれたようにバロテッリを追い回していることを指摘した。

 例えばマンチェスターの自宅で花火遊びをしてアパートを半壊させたように、本当に馬鹿げたエピソードがあったことも事実だ。だが基本的に、バロテッリは犯罪に手を染めたこともなければ特別に狂った行為に走ったこともないし、ドーピングに手を出したことも一度もない。

 先週末には午前4時半にディスコの出口でビデオを撮られたとして、センセーショナルな話題であるかのようにメディアに取り上げられた。だが実際のところ、24歳の若者が休日に友人たちと一緒に楽しんだとして、何が問題なのだろうか?

 友人たちと言えば、彼と同年代の若者の多くや、彼を直接知る者たちも、おそらくはピッチ上での彼の態度を批判してきたかもしれない。だが日常生活においては、誰もが彼のことを非常にオープンで社交的な、そして気前の良い青年だと表現している。

 結局のところ、特に彼の困難な幼少期を考慮に入れたとすれば、マリオがたちの悪い人間だと言い切ってしまうのは間違っているということだ。極端な部分もあるし、過ちを犯すこともあるが、それは彼だけに限らない。サッカー選手も含めた同年代の若者たちと同じであるだけだ。

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