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長友佑都 10年前

インテル、急転直下の監督解任劇。マンチーニ復帰で長友の起用法は? 右SBで守備のバランス求められる

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

長友は右SB有力。守備での貢献が重要に

 まずは、どのようにしてコバチッチやイカルディらを活かしていこうとするのかに注目である。15日は練習の一部が公開されたが、マンチーニ監督は4-3-1-2のシステムへと切り替え、早速戦術練習に入っていた。

 2トップにはイカルディとオズバルド、トップ下にパラシオが置かれていたが、代表から戻って来ればコバチッチがトップ下に入るとみられている。

 そして長友だが、4バックの右SBとして練習をさせられていた。インテル時代にはマイコンやマクスウェル(あるいはグロッソ)を重用し、サイドアタックをSBに委ねていたマンチーニだが、攻守のバランスをとることには厳しかった印象がある。それはSBの層をやたらと厚くしたマンチェスター・シティ時代もしかりだ。

 質の高いプレイは必須。攻撃はもとより、左で攻め上がるであろうドドと守備のバランスが取れなければ、評価が下がるという恐れもある。マッツァーリ戦術のもとゴールへと絡むWBとして特化した成長を遂げた長友だが、頭を切り替えなければならない状況に直面した模様だ。

【了】

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