イタリア代表のエル・シャーラウィ【写真:Getty Images】
EURO2016の予選クロアチア戦で、およそ1年ぶりの代表選出場となったミランのFWステファン・エル・シャーラウィ。
「戻って来られて嬉しい」と試合後イタリアのテレビ曲『Rai』のインタビューで喜びを露わにしている。
「僕らは良いプレーをしたけど、残念ながら結果はドロー(1−1)だった。でも個人的なパフォーマンスには満足している」
昨季は負傷に苦しみ、わずか6試合の出場に終わったエル・シャーラウィ。今季はここまで8試合出場で1ゴール2アシスト。徐々に調子を取り戻し始めていた。
この試合ではサンプドリアでプレーするMFロベルト・ソリアーノが代表デビューを果たした。
バイエルンの下部組織出身という一風変ったキャリアの持ち主でもあるソリアーノは「全く予想外だった」と自身のデビュー戦を振り返った。ソリアーノのコメントは『Football ITALIA』が伝えている。
DFマヌエル・パスクアルの負傷により、チャンスは訪れた。
「初めの数回のタッチで少しミスをしたけど、気に掛けないようにした」とソリアーノは戸惑いも見せたようだが、62分間を無難に戦い抜いた。
「僕のキャリアにとって大切な瞬間が訪れた。これが新たなキャリアの始まりになるよう、これからも全力を尽くす」と、23歳の新鋭は今後の活躍にも自信をのぞかせた。
イタリアは今予選、4試合を消化して3勝1分けの勝ち点10。この試合で引き分けたクロアチアと勝ち点で並ぶも、得失点差でクロアチアが首位、イタリアが2位となっている。
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