バルセロナの元会長とその息子が刑務所に収監【写真:Getty Images】
税務署の買収計画で実刑判決を受けていたバルセロナの元会長ホセ・ルイス・ヌニェス容疑者と息子のホセ・ルイス・ヌニェス・ナバロ容疑者は、現地時間16日18時半にバルセロナのクアトレ・カミンス刑務所に収監された。
ヌニェス容疑者は、1978年から2000年までバルサの会長を務め、クラブの博物館の名前を背負っている。しかし、バルトメウ現会長は6日にスペイン『カタルーニャ・ラジオ』で博物館の名称変更は検討していないと主張している。
ヌニェス親子は、91年から99年にかけて計1310万ユーロ(約17億8000万円)を脱税。その後、もみ消しを図るために税務署を100万ユーロ(約1億3500万円)で買収したことによって2011年6月に懲役6年の判決を受けていた。
しかし、スペイン最高裁判所は今年の1月に刑を2年2ヶ月に引き下げた。ところが、両者はさらに恩赦を求めて入獄の引き延ばしも要求。判決の控訴はまだ可能であるものの、バルセロナ管区裁判所は21日にこれを却下した。
そして、同裁判所は6日に自らの意思で監獄に入る機会を与えるために10日間の猶予期間を言い渡したものの、同親子が出頭することなく10日が経過したため収監を命じた。
バルセロナは、メッシの脱税疑惑やネイマールの移籍問題など絶えずスキャンダルが続出しているが、クラブに平和は訪れるのだろうか。
【了】
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