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ファーガソン氏、CLでの「シン・ビン制度」の導入を支持。ビッグゲームでは交代枠も「11」に?

text by 編集部 photo by Getty Images

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元マンチェスター・ユナイテッド監督ファーガソン氏【写真:Getty Images】

 元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏がフットボールの世界にも「シン・ビン制度」の導入に好意的な態度を見せていると、16日付英紙『ミラー』が伝えている。

この「シン・ビン制度」とはラグビーで採用されている警告に関するルール。ラグビーではイエローカードの提示を受けた選手は、その場で10分間の退場、2枚目のイエローカードで退場処分となる。

 以前にはUEFAのミシェル・プラティニ会長も同じくこの「シン・ビン制度」導入を示唆していた。

 UEFAは今年の7月にチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグにおいて準々決勝終了時点でイエローカードの累積をリセットすると、ルール変更を発表している。

 ファーガソン氏は過去、1999年の決勝はMFポール・スコールズとロイ・キーンを、2009年決勝ではMFダレン・フレッチャーを累積警告による出場停止処分で起用できなかった経験から、こうしたルール変更も支持。

 昨季の決勝ではレアル・マドリーMFシャビ・アロンソが、アトレティコ・マドリーとのCL決勝戦をイエローカードの累積警告により欠場した。

 さらに、ファーガソン氏はチャンピオンズリーグ決勝などのビッグゲームでは交代枠を「11」とすべきとの意見も出しており、「交代枠を拡大すれば、選手たちがチームへの貢献を常に意識出来る」と話している。選手の出場機会を尊重したルールの導入を目指しているようだ。

 仮にこれらの変更が適用されることとなれば、フットボール界としては劇的な変化となる。FIFAのゼップ・ブラッター会長は「シン・ビン制度」にも反対しているが、今後の展開に注目が集まる。

【了】

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