名古屋グランパスの中村直志【写真:Getty Images】
名古屋グランパスは16日、ベテランMF中村直志が今シーズン限りで引退することを発表した。
現在35歳の中村は日本大学から名古屋に加入した2001年から14年間、一度も他のクラブでプレーすることなく、名古屋一筋で現役を終えることとなった。
14年間名古屋に在籍して公式戦通算437試合出場38得点(11月16日現在)。リーグ戦に15試合以上出場しなかったのはルーキーだった2001年と負傷に悩まされた2012年のみと、目立たないながらも長きにわたって名古屋の中盤を支えてきた。
現役引退発表に際し、中村は次のように感謝のコメントを発表している。
「2001年からこの名古屋グランパスでプロのキャリアをスタートさせ、14年間日々精進し多くの試合に臨んできました。そしてプロサッカー選手として一つのチームでキャリアを終えられることをとても誇りに思います」
「ファン・サポーターの皆様には、これまでどんな時も僕のことを支えていただき本当に心から感謝しています。また2010年にはリーグ優勝を経験する事ができ、プロサッカー選手として、とても幸せに思っています。こうした素晴らしい経験ができたのも、これまで僕を応援してくださった全ての皆様のお陰です。14年間本当にありがとうございました」
名古屋は29日のJ1第33節大宮アルディージャ戦でホーム最終戦を迎える。10月5日のヴィッセル神戸戦に途中出場して以降出場機会に恵まれていないが、ホームラストゲームではその雄姿を見せてくれるはずだ。
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