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日本代表 10年前

「シャビ・アロンソのプレー集を見た」。アンカーという新たな役割に挑む長谷部。豪州戦は最初のハードルに

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「本田はリーダーシップを持ってやってくれている」

 本人はキャプテンについては、ブラジル大会の後、「若い選手につけてほしい」と希望を口にしていたが、アギーレ監督は結局、彼を主将に指名した。

「もちろん個人的にはいろいろ思うところはありますけど、指名されることは光栄なことですし、与えられた役割というものはしっかり全うしたいと思います。

 ただキャプテンに関しては毎回流動的なんで、まだまだ様子見じゃないですかね。実際、これまで4試合は圭佑が巻いてきましたけど、彼は前からリーダーシップを持ってやってくれている。

 そういう選手がどんどん増えていくことが大事。そういう選手が増えるってことを考えて、監督もいろんな選手に任せてるってのも1つあるかもしれない」ととりあえずキャプテン続行のオファーは受け入れたものの、チーム全員が強烈なリーダーシップを持つように促したいと長谷部は強く思ったという。

 ポジションに関しては、9月の2?3日間の練習では右インサイドハーフに入っていたが、今回はアンカーの大役に指名された。

「初めてのポジションだったんで、とにかく頭を使わないといけないということを考えました。

(南アでアンカーシステムをやったが?) それとは違いますね。攻撃の時の組み立ても違いますし、インサイドハーフの選手の守備の仕方も全然違うんで。

 とにかくリスクマネージメントを考えて、攻撃の時にはディフェンスラインに入ってセンターバックの選手を使いながらビルドアップするということを心掛けました。

 正直言って、あそこのポジションはミスをしたら命取りになる。どちらかというと簡単なプレー、90%を超えるようなパス成功率とかでやらないといけないポジションだと思います」

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