シャルケ時代の移籍金が未だ支払われていないラフィーニャ【写真:Getty Images】
海外のクラブは移籍金の未払いなどでブンデスリーガに1300万ユーロ(約18億2000万円)の借金があるという。15日のドイツ紙『ズーディッシェ・ツァイトゥング』が報告している。
同紙の報告によれば、約30の未払いが起きており、最も多いのはイタリアとトルコだという。
一例として、現在バイエルン・ミュンヘンに所属するDFラフィーニャは、2010年にシャルケからイタリアのジェノアへ移籍した。その際の移籍金のうち470万ユーロ(約6億5800万円)が未払いとのこと。
シャルケの広報担当トーマス・シュピーゲル氏は、同紙に「ジェノアは2回目の支払いを拒否している」と、明かしている。そして「この移籍はフィリックス・マガトの時に行われたもので15%の遅延利息が発生する」と、話した。
つまり、370万ユーロ(約5億1800万円)の分割金に100万ユーロ(約1億4000万円)の利息がかかるようだ。
FIFAはシャルケ側の要求を受け、10月8日から90日以内に支払いを命じている。支払いに応じない場合は降格または、勝ち点の減点の処分が下される。
この多発する未払いの事態に、ドイツサッカー協会(DFB)とブンデスリーガ(DFL)は、支払いに応じるよう、さらに圧力をかける意向を示している。
DFLのアンドレアス・レティヒCEOは「各クラブの抱える100万ユーロ(約1億4000万円)を超える損失を諦めるわけにはいかない」と、同紙に述べている。
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