退任が決まった横浜FMの樋口靖洋監督【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスは15日、樋口靖洋監督が今シーズン限りで退任することを発表した。
樋口監督は2012年から横浜FMの監督を務め、昨季は最終節まで優勝争いを繰り広げて天皇杯優勝も果たしたが、今季は31節を終えた段階で12勝8分け11敗の10位と低迷していた。
中村俊輔をチームの絶対的中心に据え、安定した強さを発揮した昨季後半戦から一転、今季は負傷者を多く出す中でチームを上昇気流に乗せることができず。ACLでもグループステージ敗退に終わるなど消化不良のシーズンとなっていた。
退任にあたって樋口監督は「今シーズンはタイトル争いに加わる事が出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。この3年間、常に全力で戦った選手・スタッフは勿論、クラブスタッフの皆さん、スポンサードを頂いている関係者の方々、そしてどんな時も熱い声援で我々とともに戦い励まして頂いた、ファン・サポーターの皆さまには感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました」とクラブ公式HP上でコメントを発表している。
なお、来シーズンから指揮を執る後任は未定となっている。
今季も残り3試合となり、横浜FMはヴィッセル神戸、アルビレックス新潟、FC東京との試合を残している。首位浦和レッズに敗れはしたものの、樋口監督の下でのラスト3試合で少しでも順位を上げ、来シーズンへ望みをつなげるだろうか。
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